※6・7月に開催される日本語教師アシスタント帰国報告会に先駆けて、2025年派遣終了組の帰国報告書から抜粋でお届けします。

私が派遣された学校は、幼稚園から高校3年生までが学ぶ私立の一貫校で、家庭や地域とのつながりをとても大切にしている学校だという印象を受けました。母の日や父の日のイベント、学校公開、町内会のフェスティバルへの参加などを通して、子どもたちだけでなく、その家族や地域社会とともに学校が成り立っていることを強く感じました。また、Primary(Prep〜Year 6)とSecondary(Year 7〜Year 12)の交流の機会も多く、学年の枠を越えた自然なつながりが見られたことも印象的でした。年上の生徒が年下の生徒を気にかける姿や、行事を通して互いに関わり合う様子から、学校全体が一つのコミュニティとして機能している温かさを感じました。

授業面においても特徴的な取り組みが多く、社会科やビジネス、家庭科の学習の一環として、生徒たち自身が企画・運営する校内イベントが行われるなど、実践的な学びが重視されていました。また、グレートバリアリーフでの学習活動や、近隣の山や川での課外活動など、教室の外に出て体験を通して学ぶ機会も豊富にありました。さらに、生徒の関心や将来の目標に応じて授業を選択できる仕組みが整っており、スポーツ・芸術・アカデミックなど、それぞれの分野で力を伸ばすことができる環境が整えられている学校でもあると感じました。

2025年は、そのような恵まれた環境の中で、初めての土地で初めての仕事に挑戦した一年でした。見るもの、経験することのすべてが新鮮で、戸惑いもありながら、毎日が学びの連続でした。子どもたちと日々顔を合わせ、彼らの素直な反応や成長を間近で感じる中で、私自身も大きく成長させてもらいました。教師という仕事のやりがいは、子どもたちの変化や成長をともに喜べることにあるのだと実感できた一年でもあります。そして、この経験を通して、次に目指したい目標も見つけることができました。自分らしく、やりたいことに挑戦し続けていこうと前向きに思えるようになったのも、この一年があったからこそです。

このように充実した時間を過ごすことができたのは、温かく迎え、支えてくださった皆様のおかげです。恵まれた環境で働く機会をいただき、多くの学びと成長の機会を与えていただいたことに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。